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テクニカル分析の落とし穴 その1。
posted by SBT at 2005-10-18(火) 23:33
もし、テクニカル分析のみを使用して、トレードで勝利を収め続けることは可能であるかと聞かれれば、それは可能であると考えます。
そもそもテクニカル分析とは何か、を一言で言ってしまうと、過去の価格などに基づいて、現在の状況を認識し、将来の価格の方向性を予測しようとする意図を持って研究するもの、であると言えます。
テクニカル分析と言えば、ローソク足やチャートパターンに始まり、テクニカル指標を使ったものまで、様々なものが存在しますが、その分析の背景にある概念を理解していないと、思わぬ落とし穴につながることがあることを理解していなくてはなりません。
ここでは、テクニカル指標として、もっとも一般的に使われていると思われる単純移動平均線(SMA : Simple Moving Average)を用いてみます。
(単純移動平均線は、ある特定期間内の価格を平均化することによって、トレンドの方向性を認識しようとするためのテクニカル指標です。)
次のチャートは、ドル円の日足チャートです。

チャート上の青い線が21日SMA、赤い線が90日SMAとなります。
(参考として、相対力指数(RSI : Relative Strength Index)を下部に表示しています。)
後付になりますが、この1本、あるいは、2本のSMAを見て、どこかでトレードを行わなければならないとするならば、どこでそれを行うかを考えてみます。
ある人はAで買いのポジションを持ちました。
ある人はBで買いのポジションを持ちました。
ある人はCで買いのポジションを持ちました。
ある人はDで売りのポジションを持ちました。
この中でもっとも広く知られているのは、Bの短期SMAと長期SMAの交差で買いのポジションを持つ方法で、一般的にはゴールデンクロス(G.C. : Golden Cross)と呼ばれるものです。
これらのポジションの取り方の背景と、その違いはどこにあるのかを考えてみます。
Aで買った人は、価格がある期間のその平均を上回ると、その後、上昇することが多いことを知っています。あるいは、短期的なある期間の価格平均が、長期的なある期間の価格平均からある程度乖離すると、その後、長期的なある期間の価格平均に向かって収束することが多いことを知っています。
Bで買った人は、短期的なある期間のその平均が、長期的なある期間の価格平均を上回ると、その後、上昇することが多いことを知っています。
Cで売った人は、価格が短期的なある期間のその平均を下回ると、その後、下降することが多いことを知っています。あるいは、短期的なある期間の価格平均が、長期的なある期間の価格平均からある程度乖離すると、その後、長期的なある期間の価格平均に向かって収束が多いことを知っています。
Dで買った人は、ある期間の価格平均が支持線(Support Line)・抵抗線(Resistance Line)として機能することを知っています。
このように、過去のチャートにおいて、移動平均線の描かれる位置は絶対的なものであり、平均という計算に基づいた結果(事実)を基準としているにも関わらず、実際にトレードを行う際に、それをどう捉えるかは人それぞれである、ということになります。
そして、これらの人は、単純に前述の理由のみでトレードを行ったわけではないはずですし、そうあることが好ましいと思われます。
それぞれが、ポジションを持った理由と反対の理由に基づいて、ポジションサイジングを含めた資金管理を行っているはずですし、また、想定する取引期間や利幅・損幅も全く違うものであるはずです。
つまり、テクニカル分析の基本的な概念を理解した上で、過去の価格を基として認識・分析・トレードを行い、同様に、それに基づいてポジションサイジングを含めた資金管理等を行うことが重要なことで、また、そうすることによって、初めて、テクニカル分析のみによるトレードを一つの手法と成し得ることができるのです。
逆に言えば、テクニカル分析を認識・分析・トレード・資金管理の基準として採用するのではなく、一般的に買いシグナル・売りシグナルと呼ばれるものに従うのみで、その概念を理解せずに、ただトレードを行うだけであれば、テクニカル分析のみで勝利を収め続けることは困難であると考えます。
テクニカル分析と言えば、ローソク足やチャートパターンに始まり、テクニカル指標を使ったものまで、様々なものが存在しますが、その分析の背景にある概念を理解していないと、思わぬ落とし穴につながることがあることを理解していなくてはなりません。
ここでは、テクニカル指標として、もっとも一般的に使われていると思われる単純移動平均線(SMA : Simple Moving Average)を用いてみます。
(単純移動平均線は、ある特定期間内の価格を平均化することによって、トレンドの方向性を認識しようとするためのテクニカル指標です。)
次のチャートは、ドル円の日足チャートです。
チャート上の青い線が21日SMA、赤い線が90日SMAとなります。
(参考として、相対力指数(RSI : Relative Strength Index)を下部に表示しています。)
後付になりますが、この1本、あるいは、2本のSMAを見て、どこかでトレードを行わなければならないとするならば、どこでそれを行うかを考えてみます。
ある人はAで買いのポジションを持ちました。
ある人はBで買いのポジションを持ちました。
ある人はCで買いのポジションを持ちました。
ある人はDで売りのポジションを持ちました。
この中でもっとも広く知られているのは、Bの短期SMAと長期SMAの交差で買いのポジションを持つ方法で、一般的にはゴールデンクロス(G.C. : Golden Cross)と呼ばれるものです。
これらのポジションの取り方の背景と、その違いはどこにあるのかを考えてみます。
Aで買った人は、価格がある期間のその平均を上回ると、その後、上昇することが多いことを知っています。あるいは、短期的なある期間の価格平均が、長期的なある期間の価格平均からある程度乖離すると、その後、長期的なある期間の価格平均に向かって収束することが多いことを知っています。
Bで買った人は、短期的なある期間のその平均が、長期的なある期間の価格平均を上回ると、その後、上昇することが多いことを知っています。
Cで売った人は、価格が短期的なある期間のその平均を下回ると、その後、下降することが多いことを知っています。あるいは、短期的なある期間の価格平均が、長期的なある期間の価格平均からある程度乖離すると、その後、長期的なある期間の価格平均に向かって収束が多いことを知っています。
Dで買った人は、ある期間の価格平均が支持線(Support Line)・抵抗線(Resistance Line)として機能することを知っています。
このように、過去のチャートにおいて、移動平均線の描かれる位置は絶対的なものであり、平均という計算に基づいた結果(事実)を基準としているにも関わらず、実際にトレードを行う際に、それをどう捉えるかは人それぞれである、ということになります。
そして、これらの人は、単純に前述の理由のみでトレードを行ったわけではないはずですし、そうあることが好ましいと思われます。
それぞれが、ポジションを持った理由と反対の理由に基づいて、ポジションサイジングを含めた資金管理を行っているはずですし、また、想定する取引期間や利幅・損幅も全く違うものであるはずです。
つまり、テクニカル分析の基本的な概念を理解した上で、過去の価格を基として認識・分析・トレードを行い、同様に、それに基づいてポジションサイジングを含めた資金管理等を行うことが重要なことで、また、そうすることによって、初めて、テクニカル分析のみによるトレードを一つの手法と成し得ることができるのです。
逆に言えば、テクニカル分析を認識・分析・トレード・資金管理の基準として採用するのではなく、一般的に買いシグナル・売りシグナルと呼ばれるものに従うのみで、その概念を理解せずに、ただトレードを行うだけであれば、テクニカル分析のみで勝利を収め続けることは困難であると考えます。
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